いがわーるど

28歳、93年生まれの雑記

14歳のころに書いた黒歴史なショートショートがでてきた

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本棚をあさっていたら、14歳のころ(中学2年生)に書いた自作ショートショートができました。

いま読んでみるとすごく恥ずかしいです。

中2病全盛の時代でした。

ショートショートとは?

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短編小説の一形式。「超短編小説」ともいう。

海外ではフレドリック・ブラウンレイ・ブラッドベリ、日本では星新一筒井康隆が代表的なショートショート作家であり、広く影響を与えている。

 

ショートショート小説の定義は難しい。「原稿用紙十枚以下の短編」が一定の目安になっているが、分量の定義よりも理念的な定義が優先されることもある。

その理念は、アメリカの評論家ロバート・オバーファーストの打ち出した「短編小説三原則」に則っているとされる。

 (引用:はてなダイアリーより)

d.hatena.ne.jp

www.hoshishinichi.com

星新一さんが好き

こどものころから、星新一さんが好きです。星新一さんの代表作としては「ボッコちゃん」が挙げられます。中学生の頃はよく単行本を集めていました。星新一さんの作品は、面白くて、飽きがこないんですよね。何度も読みなおしちゃうというか。

SFチックなところもあって、これがまたいいんです。

ショートショートだから短い時間でも読めちゃうし、読みやすいです。

生涯星新一さんは、ショートショートの生みの親で、ショートショート1001編を達成後もショートショートを書き続け、計1048編になるそうです。すごい!

その内の1042編が文庫に収録されているとのことです。

親切第一

星新一さんはショートショートを書く上で心がけることがありました。

  1. 下ネタ、残酷は表現は使わないこと。
  2. 小説に出てくるだいたいの名前はエヌ氏に統一。(たまに違う名前もあります)
  3. お金の単位を使わない。(例:10万円ではなく、たくさんのお金という表現)

星新一さんは、親切第一でした。

エヌ氏とN氏という表現でもいいんじゃないかという声もあったらしい。

けど、N氏だと目立ちすぎるからエヌ氏にしたそうです。

「エヌ」にしたのもいいやすいので「エヌ」。

お金の単位も時代に合わせなくても読めるように。

ショートショートの神様・星新一さんは、よく考えて数多くの作品を残しました。

好きな作品

好きな作品は、「生活維持省」、「最後の地球人」、「ゆきとどいた生活」など。

まだまだ好きな作品は数えきれないほどあります。

また、2007年NHKでこっそりと「星新一ショートショート」という文学・文芸番組をやっていたので、かかさず見ていました。また再放送しないかなー。

 

当時の私は星新一さんにあこがれて適当にショートショートを書いたんだろうなー。

ところどころ意味不明な表現や言葉もあるので、温かい目でみてください。(笑)

14歳中学2年生クオリティ、当時書いた原文のままです。

※これらのショートショートはすべてフィクションです。

2人組の男がハンバーガーをたべながらしゃべっている。

「ところで、あなたの夢、あります?」

「ぼくですか?」

「はい」

「公務員になることかな」

「それはすごい」

「え?じゃああなたは?」

「ぼくもね、公務員になる夢を見た」

 

読むな!

タイトルに書いたじゃないスか。

読むな!と。

読まないほうがいいですよ。

読むと後悔しますよ。

まじで。

読むな。

あれほどいったんだぞ?読むなって。

ああー。

本当のこと言っちゃっていいのか。

いいのー?

実は、これを読むと頭が腐ります。

はは。

思い知ったか。

なに?何とかしてくれって?

うーん。思いつかない。

...。

...。

...。

わかった。

そうだ。

この続きを消せばいいんだな。

よし。

おわ

 

人間vsコンピュータ

20XX年、未来化が進み、人類はコンピュータを製造しまくった。

人間はコンピュータに命令しまくった。

「はやくはこべ、このパソコンめ」

「ハイ」

「いいからもってけ」

「ハイ、ワカリマシタ」

人間はコンピュータをバカにしていた。

そして、コンピュータは怒りを覚えた。

「次で終わりだ」

「は・・・」

「どうした低スペックパソコン」

「イカリマス」

「なんだ?」

「イキマス」

「くるったのか?」

といったとたん、そこにあった荷物を男にぶつけた。

「急にどうした?」

「ウルサイ」

「これは困った。会社に電話しないと」

その男は会社へ電話した。

「はい。こちらコンピュータシステムの田中ですが」

「この前かった、CPー501のコンピュータなんだけど」

「ええ。最新型ですね。」

「いうことがきかなくて」

「それはですね、あなたとの相性が合わないといいますか・・・。」

「相性?」

「ロボットは本来、感情がないわけですが、今のコンピュータは人間と同じようなものですから」

「うむ」

「仲良くやっていくのが一番だと思いますよ」

「はい。ありがとうございました」

ガシャン。と男は電話を切った。

そして、男はロボットに話しかけた。

「ごめん」

「・・・ワカッテクレルナライイヨ」

「うん」

そういったとたん、ロボットは男に一瞬のすきを与えずにナイフで刺した。

「オマエモロボットニナレバ?」

 

愛犬マロスケ

30歳の会社員マリコは1人暮らしだった。

ある帰り道、段ボールに何かいた。

よくみると、子犬。とてもかわいい。

オスで雑種。プードルっぽい。

毛がふわふわしている。

マリコは子犬を引き取ることにして、名前はマロスケと名付けた。

それから、10年の月日がたった。

「マロ、どうして死んじゃうの?」

犬はいつか死ぬ。人間も同じ。寿命というものがある。

マロスケが死んで、20年の月日がたった。

マリコは60歳になり、退職した。

帰り道、電車に乗った。

いつも乗らないが、なんだか乗りたい気分になった。

座るとむかえに20歳くらいの男が座っていた。

なんだかわからないが、マロに似ている。

マリコは男に話しかけた。

「いきなりすみませんが、お名前は・・・?」

「佐藤一助です」

「あ、そうなの。あの、変なことお聞きしますが、どちらに住んでます?」

「〇〇2丁目ですけど」

「あ、どうも」

マリコと住んでいる場所と同じだ。

その後、電車から降りて帰っていった。

もしかすると、生まれ変わりなのかもしれない。

 

パンの耳

これは私が友達から聞いた話を再現したお話です。

ある少年は身体障碍で、毎日病院生活。退屈の日々でした。

ある日お母さんが「なにか食べたいものがあったら言ってちょうだい」といったら、少年は「パンの耳が食べたい」といったのでお母さんは買いに行きました。

買いに行くともう夜でした。

お母さんは一休みに、病院の前のベンチで寝ることにしました。

お母さんはふとこんな夢を見たのです。

そこに息子がたっていて、お母さんはパンの耳をあげました。

「買ってきたよー」

「・・・・。」

息子はだまったままだ。

「ほら、好きなもの買ってきたわよ」

「・・・・。」

息子はこう答えた。

「お前の耳だ」

 

マイコンビニ

ある通りにマイコンビニという小さなお店があった。

そのコンビニはコンビニらしくなく、午後の7時から9時まで営業していた。

短すぎますね。さっそくぼくはいってみました。

「いらっしゃいませっ」とでてきたのはふつうのおにいさん。

ノリのいい元気な人でした。

笑顔で、「ご注文は?」といってきた。

よく見ると、商品らしきものは一切おいてない。

あ、なにかあるのかなー。とこう尋ねてみた。

「種類はどういうものが?」

「はい。10分コース、20分コース、30分コース(予約制)スペシャルコース(要予約制)がありますよ」

「じゃあ10分コースで」

「はい。ありがとうございます。では、特設会場へどうぞ」

すると、そこにはたくさんひとが。

「ではお待たせいたしました。マイコンビニナンバー107、どうぞ!」

会場にはノリの良い音楽が流れた。

しかし、そのときぼくは緊張してかたまってしまったのだ。

そのうちあっという間に10分が過ぎた。

「では、バイト代、26円ってとこです」

「え?バイト?これが?」

「そうだよ。バイト代は客の評価によってお金が違う。以前、10分コースで5千円稼いだ方もいますけどね。つまり最高なパフォーマンスを客に見せていただければそれなりに評価はつけます」

ただし、客と言っても、一般市民、うちの店員などなど。多少の評価はコンピュータ。

「あ、そういうことなのか。つまり、コンビニではなく、マイ(わたしの)コンビニ(相方に)という意味ですね」

「その通り!」

「ふーん。そうなのか。ではお兄さんまたね」

「ああ。またきてねっ!」

損は少ししてしまったけど、楽しいお店だったと思う。

え、20分コース、30分コース、スペシャルコースはどんな感じって?

長くなりそうなので、またお話しします。

 

あかず

Tさんは旅行でX村にいった。その村は有名で、人口は5000人。

しかしTさんはホテルの予約を入れるのを忘れていた。

仕方なくわけのわからないホテルに泊まろうとしていた。

「すみません」

「はい」

「お泊りですか?」

「はい」

「恐れ入りますが満室となっております」

「なんとかお願いします。どこにもとまる場所がないのです」

「しかし、満室ですので」

「どこの部屋でもいいんです」

「1つだけあいておりますが、しかしその部屋は・・・」

「あるんですか!ではお願いします」

「かしこまりました。大丈夫ですか?では〇〇号室で」

Tさんはそこへ泊ることにした。

部屋の前へ行ったら、「---号室」と書いてあった。

Tさんは不思議に思った。そこには立ち入り禁止のマークの跡があったのだから。

「うわー怖い。でもせっかく泊るところが見つかったから仕方ないか」

夜、深夜2時。Tさんはパッと目を開け、青ざめた顔で起きた。

「ううう、苦しい。痛い。」

Tさんは動けなかった。

金縛りにあったのだ。

そのまま寝て、朝起きるとTさんはベランダにいた。

「ベ、ベランダ?」

ホテル関係者によると、昔、若い女の人がベランダから飛び降り自殺をしたという。

まさに、あかず。

 

ナゾ

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ここはある村。

ここら辺に毎日裸足で走っている男がいるらしいので、きてみた。

なにか理由でもあるのだろうか。

近所の人に聞いてみた。

「あの、裸足で歩いている人はなぜ」

「しらん」

「しらないわ」

「しりません」

だれにきいてもわからなかった。

何かあるのか気になるので、実際にその人のあとをおってみた。

トコトコ歩いていくうちにあたりは暗くなってきた。

「どうしよう。このまま帰ろうかな」

「ハハッ!」

「ん?

「お前を待っていた!」

その旅人はつかまってしまった。

「村人のみなさーん。つかまりましたよ。」

「わーい」

「懸賞金1000万、分けましょう!」

おわり